「海外製フィギュアは不良が多いのでは?」
初めて購入されるお客様から、このようなご質問をいただくことがあります。
確かに海外製フィギュアは国内メーカー製品と比べると個体差があり、輸送中の破損や塗装不良などが発生する可能性があります。
しかし実際の販売実績を見ると、その印象とは少し異なる結果が見えてきます。
今回は当店の販売実績と、品質維持のために行っている取り組みについてご紹介いたします。
累計販売実績は約1,200件・約1,500体
これまで当店では、
販売件数:約1,200件
販売本数:約1,500体
のフィギュアをお客様へお届けしてきました。
この数字には現在のショップだけでなく、過去に運営していた販売チャネルでの実績も含まれています。
長年にわたり様々なメーカーのフィギュアを取り扱ってきたことで、多くの経験とノウハウを蓄積することができました。
不良による返品・交換はわずか3体
約1,500体を販売した中で、不良による返品・交換対応となった商品はわずか3体でした。
割合にすると約0.2%です。
もちろん、軽微な塗装ムラや手作業による個体差などは存在しますが、交換が必要となるような重大な不具合は非常に少ない結果となっています。
この数字だけを見ると、海外製フィギュアは思った以上に品質が安定していると感じられるかもしれません。
しかし、この数字にはもう一つ理由があります。
実は入荷時点では10~15%に不具合が見つかることも
輸入代理店から商品が入荷した段階では、実際には決してゼロではありません。
商品の種類や時期によって差はありますが、入荷時点で確認される不具合は約10~15%程度に及ぶこともあります。
例えば、
接着不良
塗装不良
小さな欠けやヒビ
パーツのズレ
梱包による圧迫跡
などです。
これらをそのまま発送してしまえば、当然ながら返品や交換は大幅に増えてしまいます。

返品・交換となった3件の内訳について
約1,500体を販売してきた中で、返品・交換対応となった商品は3件でした。
内訳としては、
2件:販売初期の頃における検品時の見落とし
1件:輸送中の破損
となっています。
ただし、この数字はあくまでも実際に返品・交換対応となった件数です。
フィギュアはハンドペイント製品が多く、製造工程上どうしても個体差が発生します。
そのため、お客様によっては、
「この程度であれば問題ありません」
とご判断いただいているケースもあるかもしれません。
私自身、そのようなお客様のご理解に支えられている部分もあると感じています。
だからこそ出荷前の確認を続けています
お客様のご厚意に甘えるのではなく、
「できる限り良い状態でお届けすること」
を常に心掛けています。
現在では約1,500体を取り扱ってきた経験から、
不具合が発生しやすい箇所
破損しやすい構造
軽微な塗料付着
輸送中に負荷が掛かりやすい部分
などを確認し、必要に応じてクリーニングや梱包補強を行っています。
経験を積むことで返品率は大きく改善
現在では約1,500体の販売経験を通じて、
破損しやすい箇所
ヒビが入りやすい箇所
接着不良が発生しやすい箇所
輸送中に負荷が掛かりやすい構造
などを把握できるようになりました。
その結果、近年では出荷前の検品で不具合を発見できるケースが大半となっており、お客様の元へ不具合品が届くことはほとんどありません。
販売経験の中で蓄積してきた検品ノウハウ
販売を始めた当初は、私自身も経験が浅く、見落としてしまう部分があったことは事実です。
しかし約1,500体を取り扱う中で、
「どこが破損しやすいのか」
「どこにヒビが入りやすいのか」
「どこを重点的に確認すべきか」
が少しずつ分かるようになりました。
現在では商品ごとに注意すべきポイントを把握し、重点的な検品を行っています。
見た目には問題がなくても、将来的に破損につながる可能性のある箇所まで確認するよう心掛けています。
不良率を下げるために当店が行っていること
当店では単にメーカーから届いた商品をそのまま発送するのではなく、できる限り安全な状態でお届けできるよう努めています。
特に重要視しているのが梱包状態です。
フィギュアは輸送中の振動や衝撃によってストレスが蓄積し、破損することがあります。
そのため、
発泡スチロール内で無理な力が掛かっていないか
フィギュア本体が圧迫されていないか
細いパーツに負荷が集中していないか
などを確認しています。
必要に応じて、
スポンジ
クッション材
緩衝材
を追加し、輸送中のダメージをできるだけ軽減できるよう工夫しています。
こうした小さな積み重ねが、結果として低い返品率につながっていると考えています。
出荷前の最終チェックについて
フィギュアはハンドペイントによる製品も多く、製造工程上どうしても個体差が発生します。
もちろん、明らかな塗装不良や目立つ傷、破損などについては輸入代理店へ返品・交換対応を依頼しております。
しかし実際には、不良品とまでは言えない軽微なものも少なくありません。
例えば、
小さな塗料の飛び散り
表面への塗料付着
製造工程で付着した汚れ
簡単に除去できる色移り
などです。
これらはメーカー基準では正常品として扱われることが多く、返品交換対象にはなりません。
そのまま発送せず、可能な範囲で仕上げ確認を実施
当店では、このような軽微な付着や汚れを確認した場合、そのまま発送するのではなく、クリーニング可能な範囲で除去してから発送しています。
もちろん塗装をやり直したり、加工を行ったりするわけではありません。
あくまでも安全に除去できる範囲に限りますが、意外にも軽微な塗料の付着や汚れは簡単に取り除けるケースもあります。
お客様の立場からすると、
「最初から綺麗な状態で届く」
ことが一番大切だと考えておりますので、出荷前の最終確認の一環として行っています。
実際にあった破損事例から学んだこと
フィギュアの破損は、必ずしも製造不良だけが原因ではありません。
実際に過去には、輸送時の負荷によって破損が発生した事例がありました。
例えば下の写真は、ティンカー・ベルのフィギュアで発生した破損事例です。

この製品はメーカー出荷時の状態では立った姿勢のまま梱包されており、発泡スチロール内で固定されています。
一見すると問題ないように見えますが、輸送中には荷物の積み替えやトラック輸送などによって様々な振動や衝撃が加わります。
その際、このデザインでは右足部分に負荷が集中しやすくなっています。
特にティンカー・ベルのように片足へ重量が集中する構造では、長時間にわたる微細な振動の繰り返しによって応力が蓄積し、最終的に破損へつながる場合があります。
「メーカー梱包=完璧」ではない
多くのお客様は、
「メーカーの箱に入っているのだから安心」
と思われるかもしれません。
もちろんメーカーも十分な梱包を行っていますが、輸送距離や保管状況、荷物の積載状態まですべてをコントロールすることはできません。
特に海外から輸入されるフィギュアの場合、
海外工場
港湾輸送
海上輸送
国内倉庫
輸入代理店
販売店
という長い輸送経路を経由します。
その間に何度も荷物の積み替えが行われるため、製品には想像以上の負荷が掛かっています。
当店では必要に応じて再梱包も行っています
このような経験から当店では、
メーカー梱包のまま発送するのではなく、
発泡スチロール内部の圧迫状態
フィギュア本体への負荷
繊細なパーツへの応力
を確認しています。
必要に応じてスポンジや緩衝材を追加し、輸送中の負荷を軽減できるよう調整しています。
場合によってはメーカー梱包よりも安全な状態になるよう補強を行うこともあります。
こうした地道な作業の積み重ねが、約1,500体の販売実績に対して不良返品わずか3体という結果につながっていると考えています。
まとめ
これまで約1,200件、約1,500体のフィギュアを販売してきました。
その中で不良による返品・交換はわずか3体、返品率にすると約0.2%です。
もちろんメーカー側の品質向上もありますが、それだけではありません。
入荷時点で見つかる不具合をしっかり確認し、長年の販売経験の中で培った検品ノウハウと梱包技術を活かすことで、多くのトラブルを未然に防いでいます。
これからも大切なコレクションを安心してお迎えいただけるよう、一体一体丁寧な検品と梱包を続けてまいります。

